アルカロイドの効果

アルカロイドの効果

 

 

アルカロイドは植物にも動物にも含まれる成分で、どちらかといえば本来は毒となる存在です。ところが逆に考えると「毒を持って制す」を利用出来る成分で、漢方などは解毒成分としてよく用いられています。ここでは、アルカロイドの効果についてお話しましょう。

 

医学的効果

 

アルカロイドは毒性の強いものが多く、医薬品として用いられることが多いです。例えば鎮痛薬として用いられるモルヒネや麻酔薬として使われる麻酔薬。痛風の治療薬としてのコルヒチンや高血圧の治療に使われるレセルピンなどもアルカロイドの一種です。

 

解熱や抗マラリア薬としてのキニーネ、血管を拡張させる麦角アルカロイドやビンカミンの他、腫瘍の治療に用いられるビンブラスチンやビンクリスチンなどもあります。向精神薬の材料として用いられることも多く、昔は農薬の代わりにアルカロイドが使われていたとも言います。

 

抗がん剤として

 

アルカロイドにはDNAがコピーされる時に生成される酵素を阻害したり、がん細胞が増えるのを抑制する作用もあるとされ、抗がん剤としても用いられています。ビンブラスチンやビンクリスチンは抗がん剤として知られ、アルカロイドから作られています。悪性リンパ腫などに有効とされ、その原料や製法によって効果も副作用も違ってきます

 

例えばビンブラスチンやビンクリスチンでは、がん細胞の微小管が形成されるのを邪魔し、分裂した細胞にがんの遺伝子が伝わらないようにしてくれます。副作用が比較的軽い薬剤も開発されているので、抗がん剤といっても警戒しすぎる必要はありません。